2016.09.07
写真で見る 名倉祐一は、絵に描いたような、
ひ弱なお坊ちゃまだ。
そういう子が、男子たちの輪の中でどう扱われるのか
自分の中学時代を思い返せば、
すぐに答えは出た。
中学生は残酷だ。
恐らく人生で一番の残酷期にあるだろう。
それは自立への過程で噴き出る膿のようなものだ。
みながもう大人には泣きつかないことを知り、
自分達の生き残りゲームを始める。
『 沈黙の町で 』 by 奥田 英朗