(4) 肝陽上亢の頭痛
ストレスから来る頭痛であり、現代人にとって最も気になる頭痛である。
怒ることにより、痛みが増強したり、激しいと目まいを伴うこともある。
治法は、平肝潜陽で、天麻鈎籐飲を用いる。
(5) 気虚の頭痛 と (6) 血虚の頭痛
(5) は、慢性疾患や過労により起こり、倦怠感や無力感などの気虚の症状を伴う。
治法は、補中益気で、補中益気湯を用いる。
(6) は、出血や分娩の異常で血が不足した結果生じる。
治法は、補血で、補肝湯を用いる。
気血両虚の場合は、気血双補で、八珍湯を用いる。
— つづく —