「 この自然の中で誕生し、そして死ぬものに、
何一つ、無駄なもの、いらないものなんてないんだ。
自然とはそういうものなんだよ。
ある意味で、完全無欠なんだ。
微生物のひとかけら、細胞の一粒だって無用なものはない。
何もかもがすべて、この地球を支え、形づくっている。
それなのに、人間は愚かにも、自分たちの力などで、
自然をコントロール出来ると勘違いした。
自然が本当に怒った時には、
人間なんてなすすべもないのさ 」
『 蛇 』 by 柴田 よしき