2018.12.05
曇天です。
豊田市 漢方薬局
天王山は、京と大阪をむすぶ淀川ぞいにうずくまっている。
標高270mにすぎぬ小山だが、
歴史的にこれほど高名な山もない。
遠く、天正十年のむかし、
明智光秀と羽柴秀吉とが、この戦術的な高地をうばいあって、
ついに、秀吉がおさえ、
山城山崎合戦を、勝利にみちびいたことで、名がある。
勝負のやまばのことを、
「 いまが天王山 」 というのは、ここから生まれた。
『 竜馬がゆく 』 by 司馬 遼太郎