2012.11.21
人生には、すべての力を注ぎ込んで
乗りきらなければならない瞬間がある。
そうだ、考えなければならない。
すでに私は、充分なデータを持っているはずだ。
それぞれ、ほんの断片でしかないと思われるデータも、
数があつまれば、立派な武器になる。
欠けている部分を補うのは、私の頭だ。
今こそ、
このポンコツ頭を、酷使しなければならない。
『 追憶のかけら 』 by 貫井 徳郎