R.4.6月22日(水)
曇です。
豊田市 漢方薬
❮ 新月譚 ❯ 2 by 貫井 徳郎
以前のわたしは、朝が嫌いだった。
また、つまらない一日が始まってしまったと、
軽い絶望感すら覚えていたほどだ。
それなのに今は、朝は喜びを伴っていた。
今日も、木之内と会える。
彼の声を聞き、姿を見、そしてもしかしたら、
触れ合うことすらできるかもしれない。
そう考えるだけで、わたしはたわいもなく幸せになれた。
誰もが経験するような恋愛の魔法なのだろうが、
免疫がなかったわたしには強烈だった。
恋愛は人生に必要なことなのだ。と、深く実感した。
豊田市 漢方薬