頭痛について、中医学的考察を致します。
漢方薬で頭痛を治療するということは、その原因をつきとめる必要があります。
中医学ではそれを弁証といいます。
(1)外感風寒の頭痛
風邪からくる頭痛であり、悪寒 発熱 関節のだるい痛みを伴います。
(2)外感風熱の頭痛
(1)と同じく風邪からくる頭痛であるが、症状が寒から熱に変わっており治療は異なる。
(3)外感風湿の頭痛
(1) (2)と同じく風邪からくる頭痛であるが、湿の症状が付加されるので、また処方は、異なります。
ここまでの 3つの弁証は、いずれも原因は同じであるが、症状が、変化しており 処方される漢方薬は、
全て異なるものになります。