『　連続飲酒　』　とは、

　普通の酒飲みが、ある日をさかいに、線が切れたように、

　朝昼晩、一週間、二週間と飲み続ける現象をいう。

　もちろん、こんな状態では職場になどいけない。

　仮病を使って休むことになるが、

　二週間も、連日連夜飲み続ければ、

　どんな頑丈な人間でも、もう保たない。

　肝障害を起こし、病院にかつぎこまれることになる。

　これが、はっきり他人の眼に映る

　アル中の第一次顕現事件だ。

　　　　「　今夜、すべてのバーで　」　　ｂｙ　中島　らも