成原漢方薬局

ご相談・お問い合せは tel:0565343818 [午前10:00〜午後5:00]

漢方日記

2014.08.05

便の色でからだの具合がわかる。

 便秘と下痢の弁証は、今日が最後になります。

便の色が異なる原因をお話します。

便の色でからだの具合がわかる。

黄色便・・・腸内は酸性に傾いており、ビフィズス菌などが多く、健康である。

茶~黒褐色便・・・腸内がアルカリ性に傾き、悪玉菌がふえて腐敗が進んでいる。

           便秘気味やたん白質の多い食事をとった時など。

緑色便・・・糖質の多いミルクを飲む乳幼児によくみられる。これはビリルビンが酸化して、

       ビリベルジン(緑色)になったためで心配ない。

黒色便・・・胃潰瘍や十二指腸潰瘍などによる出血が疑われる。

       薬の服用により黒くなることもある。

赤色便・・・肛門に近い場所で出血すると鮮血便となる。

       痔がほとんどだが、まれに大腸ポリーブやガンということもある。

粘血便・・・腸重積、腸捻転あるいは腸閉塞のときには、血と粘膜が混ざり合った粘血便となる。

       これらの病気のときには激しい腹痛と嘔吐を伴う。

白色便・・・レントゲン検査などでバリウムを飲んだとき以外で、白い便が出たときは、

       胆汁が腸内に分泌されていないおそれがある。肝臓や胆のうの異常が考えられる。

pagetopへ